おわりに
休み休みではありましたが、これで「モロッコ便り」は終了となります。
長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。
私は2015年から2018年までの3年間、首都ラバトで暮らし、その後も2019年と2020年に計2回、モロッコ研究のためのフィールドワークと称して再訪しました。
大学1年生のときにフランス語の勉強を始めた動機が「アフリカに行ってみたい」というものだったので、それが今につながっているんだなあ、と思うと、なんだかしみじみしてしまいます。
フランスはもちろん、アフリカなどのフランス語圏の文化や社会についても学んだり、訪れたりできたことが、フランス語を勉強してきてよかったと感じることの一つです。
「モロッコ便り」では、そんなモロッコとのかかわりの中で出会ったあれこれを紹介しました。
ゆるりとした日常の話題から、後半は硬め(暗め?)のテーマまで。
節操なく思いつくままの内容になったことに加え、フランス語にあんまり絡められない……とひそかに悩みながらではありましたが、もし少しでも興味を持っていただけたものや身近に感じられたものがあれば、うれしい限りです。
最後になりましたが、これまで読んでくださったみなさま、更新作業を行ってくださったみなさま、どうもありがとうございました。
2021年6月22日