マラケシュを走る電気バス

モロッコを代表する観光地であるマラケシュ。
昨年11月、第22回気候変動枠組条約締約国会議(COP22)が開催された町です。
そんなマラケシュでこの頃、こんなバスが町中を走るようになりました。


車体には、「ZERO EMISSION」「100% ELECTRIQUE」、そして「Marrakech s’engage à protége son environnement」の文字(最後の一文、protégerが原型ではないのはきっと突っ込まないほうがいいのでしょう…)。

そう、電気バスです。

もともとはCOP22期間中にもお目見えしていたこの電気バス。
行政手続きを終えて、今年9月からようやく一部の路線で運用が始まりました。
現在、旧型のバスと並び、10台が市民の足として町中を走っているそうです。
また、10月末には、100%電気で動く観光客向けのオープンバスの運用も開始されました。
排気ガスをもくもくと吐き出しながら走る旧型のバスに比べると、その差は歴然としています。

モロッコは、2030年までに、総発電能力のうち52%を再生可能エネルギーにする目標を掲げており、国家として環境問題に力を入れています。

今回マラケシュで運用が開始された電気バスは、アフリカ初の取り組みでもあります。 このような取り組みが国内外で広がっていくといいなと思います。




2017年11月7日