居心地がよく安心できるお店 洋菓子工房ノエル
弘前大学人文学部欧米文化コース2年 梅木達徳
平成27年6月10日、青森県弘前市品川町にある洋菓子工房ノエルに取材を行いました。取材の目的は、国や言語・文化も異なる弘前とフランスの意外なつながりを弘前に住んでいる多くの人に知ってもらい、弘前とフランスに興味・関心をもっていただきたい、というものです。取材経験がなく不安と緊張でいっぱいでしたが、洋菓子工房ノエルの店長である成田勇さんのもとを訪れました。
お店に入ると甘い匂いが広がっており、成田さんのやさしい笑顔と雰囲気で不安と緊張は無くなっていきました。店名にもなっている「ノエル(Noël)」とは、フランス語で「クリスマス」という意味です。「いつケーキを食べたのか?」と考えた時、小学校の時のクリスマスが初めてだったことから、そして「ノエルの大冒険」という歌からこの名前にしたそうです。また、「ステラおばさんのクッキー」のイメージを作りたいと思い、暖炉をイメージした内装・外からでも中の様子が見えることを意識してお店づくりをしているようです。確かに店内は外からも見ることができ、可愛らしく、ちょっと入ってみようかな?と思ってしまいます。さらに、ケーキをケースの中に1つしかならべないことで、より新鮮な状態で提供できるようにし、ケーキに合ったお皿の上にのせることでケーキをより魅力的に見せる工夫を施しているようです。
ノエルさんはバースデーケーキを大切にしています。アンパンマンをプリントしたケーキを子供が喜んで、ケーキを全部食べてくれたというお話を聞いて嬉しくなりフォトケーキを作るように。全国のお母さんを応援しよう・地元の人に愛されることを重視してフォトケーキを作るようにしたものの、始めた頃は細かい部分も全て手作業で作らなければなりません。並大抵ではない集中力が必要で、始めた頃は対応しきれなかったそう。現在は写真や画像をカラーコピーできるようになり、多くの人を喜ばせるフォトケーキを提供しています。これらのフォトケーキは世界で1つしかないケーキとなり、誕生日やクリスマス、バレンタインデーや父の日、母の日など大切な人に贈るのにも最適です。ぜひ皆さんもお試しあれ!
桜祭りの時には北海道や九州・沖縄から来た人も足を運ぶなど、全国的にも有名なノエルさん。お客さんと会話することが楽しいとおっしゃる成田さん。暖かい雰囲気の中、おいしいケーキだけではなく、楽しい会話もできるお店です。ぜひ皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか?
(参考URL)
フォトケーキの写真なども見ることができます!!洋菓子工房ノエルHP