シャワーか、浴槽かーそれとも? #3

2021年度後期 多文化共生コース特設講義B(1)

「地域と世界をつなぐⅠB」温泉チーム 河瀬綾乃 藤田唯衣

シャワーか、浴槽か―それとも? #3

 皆さんは風呂をどのように楽しんでいるだろうか。シャワーを浴びてから、ぬるめの湯を少なめに溜めてゆっくり入るだろうか、はたまた熱々の湯にザブッと入るだろうか。一人暮らしの大学生は光熱費を気にかけて、浴槽は基本使用せずシャワーだけをササっと浴びる生活をせざるを得ない……なんて声も聞こえてくるものだ。  どのような目的や意識を持って風呂に入るのかといった、「風呂」の多様性に興味を持った私は、日本を越えフランスに縁のある2組に普段の風呂事情や、日本とフランスの風呂文化の違いについてインタビューした。

まとめ

 日本は洗い場で汗を流してから浴槽に浸かり、フランスはさっとシャワーを浴びて終わりというようなイメージを持ち取材活動を行った。しかし、実際のところはその限りではなく、「シャワーか浴槽か」という問いに対しては明白な答えはないように考える。それは取材を通して、フランスのそもそもの家庭の風呂の形態が様々であることや、風呂文化は家庭や地域にある思想や慣習を反映していると感じたからである。